1. 急な体調不良(まずはこちら)
発熱
発熱は子どもの受診理由として最も多い症状の一つです。子どもでは37.5℃以上を発熱と考え、それ以下であればほとんどの場合、心配する必要はありません。
高熱が数日間続く場合は、医療機関にご相談ください。特に、生後3か月未満の赤ちゃんが発熱した場合は、重篤な細菌感染症の可能性があるため、迅速な対応が必要です。
咳
咳の原因は、風邪、アレルギー、気管支炎、喘息などさまざまで、咳の性質(乾いた咳、湿った咳、長引く咳)によって診断が異なります。咳が長引く、呼吸困難を伴う、夜間に悪化する場合は早めにご相談ください。
嘔吐・下痢・腹痛
嘔吐や下痢は、ウイルス性胃腸炎や食中毒、アレルギーなどが原因で起こります。続くと脱水症状を引き起こすため、水分補給が重要です。特に緑色や黄色の吐物が見られる場合や、激しい腹痛がみられる場合、腸閉塞など重篤な疾患の可能性もありますので速やかにご相談ください。
頭痛
軽い頭痛であれば様子を見ることも可能ですが、激しい痛み、視界の異常、嘔吐を伴う場合は脳疾患の可能性もあるため早急に受診が必要です。
けいれん(熱性けいれん)
子どものけいれんの多くは発熱を伴う熱性けいれんです。熱性けいれんは生後6か月~5歳頃までによく見られます。痙攣が5分以上続く場合、意識が戻らない場合はすぐに救急受診してください。
2. 成長・発達の相談
低身長、低体重
お子さんの成長には個人差がありますが、成長曲線から大きく外れる場合は、ホルモン分泌や栄養、体質的な要因が隠れていることがあります。まずは母子手帳などこれまでの記録をお持ちいただき、一緒に成長のペースを確認しましょう。
発達の遅れ
「言葉がなかなか出ない」「歩き始めるのが遅い」など、気になることがあれば何でもご相談ください。専門的な評価を行い、必要に応じて療育のアドバイスや、適切な専門機関への橋渡しを行います。
発達が早い(思春期早発など)
年齢にそぐわない思春期症状(胸の膨らみ、陰毛の発毛など)が早く現れる「思春期早発症」などの可能性があります。適切な時期に適切な成長を促すためにも、一度状態を確認させていただきます。
貧血
「顔色が悪い」「疲れやすい」「立ちくらみがする」といった症状で気づかれることが多いです。特に成長期や偏食があるお子さんは鉄分が不足しやすいため、血液検査で数値を確認し、食事指導や鉄剤による治療を行います。
3. その他の悩み
夜尿症(おねしょ)
5歳を過ぎて、月に1回以上のおねしょが3か月以上続く状態を「夜尿症」と呼びます。まずは生活習慣のアドバイスから始め、必要に応じてお薬による治療や、アラーム療法などをご提案します。
便秘
排便回数が少なく硬い便が出る場合は便秘の可能性があります。放置すると悪化しやすいため、食物繊維を摂るなど食事内容の改善や適切な薬による治療が必要になる場合があります。お気軽にご相談ください。
湿疹
湿疹には感染性やアレルギー性などさまざまな原因があります。原因を見極め適切な治療を行いますので、ご相談ください。
にきび
思春期だけでなく、赤ちゃんの時期にも「乳児湿疹」の一部としてにきびができることがあります。悪化して跡が残らないよう、適切な洗顔方法の指導や、症状に合わせた塗り薬の処方を行います。
多汗症
子どもは代謝が活発ですが、「着替えが何度も必要」「手足の汗で生活に支障がある」といった場合は治療の対象となることがあります。不快感を軽減し、快適に過ごせるような対策を一緒に考えましょう。
爪の形
「爪が割れやすい」「巻き爪になっている」「色が変形している」などの相談も承ります。単なる癖や体質だけでなく、栄養状態や乾燥、時には真菌(カビ)などが原因のこともあるため、状態に合わせたケアを提案します。
頭の形
赤ちゃんの頭の「絶壁」や「向き癖による歪み」などは、多くの方が悩まれるポイントです。多くは成長とともに目立たなくなりますが、稀に頭蓋骨の病気が隠れていることもあるため、まずは健診の際などにお気軽にお尋ねください。
ものもらい
まぶたが赤く腫れたり、痛みやかゆみを伴ったりする状態です。細菌感染が原因の場合、抗菌薬の点眼や軟膏で治療します。放置すると腫れが長引くこともあるため、早めの処置が効果的です。
夜泣き、夜驚症
夜中に突然激しく泣き出したり、パニック状態で起き上がったりする症状です。成長過程の一時的なものが多いですが、ご家族の負担が強い場合や、睡眠の質が著しく低下している場合は、生活習慣のアドバイスや漢方薬などの処方で改善を促します。